今は炭鉱メモリアル森林公園として整備されている三菱美唄炭鉱跡。ここには常盤台という集落があったが、今はすっかり自然に戻っている。今思うと何も知らずに入っていった公園脇の山道が集落跡だったのかも。ただ、悪路で往時を偲ばせる建物も見あたらないためおすすめはしない。
美唄も最盛期は9万を超える人口を擁していたが、現在は2万6千人。石狩平野部で農業が盛んなので炭鉱街としては比較的ましな方だが。
公園全景。一番目立つのは石炭の取り出しに使った巻き揚げ櫓。二つあるのは入気口と排気口が必要だからである。建設は1923年だが、新しく塗り替えられてビビッドなレッドになっている。右の事務所跡のような建造物は原炭ポケット。搬出した石炭を一時保管しておく施設。
公園内にはその他この櫓を操作する開閉所が残っている。中には少し資料が置いてある。人はほとんどいない。炭鉱遺跡が新しい観光スポットとして脚光を浴びる日は来るのだろうか・・・
ここの原炭ポケットは現存するものでは道内最大だそうだ。上から見てみたかったがのぼる手段がなかった。
MAP →TOPへ
公園脇に常盤台入り口とおぼしき道路があるが、今は地図の名前に残るのみ。