美しい丘の町の知られる美瑛だが、ここでスポットを当てるのは、誰が観光に行くんだ、と言いたくなる美瑛神社。しかも真冬。そして吹雪。何重苦なんだ。しかし、雪に埋もれる神社を堪能できるのは雪国の特権である。そんな思いが、靴に雪が入ることもためらわせないのかもしれない。
創建したのは和歌山からの移住者だそうだ。だから、和歌山の熊野本宮大社の祭神である家都御子神がいらっしゃる。社殿も北海道にはあまりみない入母屋造になっている。こんな北海道の奥地を開拓して畑を作り、結果日本でも有数の景観に育て上げた先人たちの功績が偲ばれる。
美瑛は北海道でも相当寒い部類に属する町である。積雪も多いので、社標が埋まりそうな勢いだ。
正面の鳥居は積雪のためくぐれなかった。
北海道の冬は日が落ちるのが早い。午後3時くらいからもう暗くなってくる。しかも吹雪いてきてわずかな参道も吹きだまりができていた。
正面。こうしてみるととても立派な社殿である。それにしても社殿の中はあったかそう。本州のように格子戸の神社では寒くてかなわんな。
フラッシュをたくと落ちてくる雪がはっきり見えてきれい。「落雪注意」が落雪で埋まっている。
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美瑛観光の際にはぜひ美瑛神社を!・・とは言わないなあ。