義経を祀るという北海道にしては珍しい神社
ここに住んでた和人に信仰されたのかと思いきやビラトリのアイヌの人々に信仰されていたという。
ええ?なぜ義経がアイヌの信仰の対象に?そんなもの珍しさも手伝ってそのうちぜひ行ってみたいと思っていた。
神社庁のデータベースによれば、近藤重蔵が義経が現地人に信仰されているのを見て1790年に創建したという。つまり信仰自体はもっと前からあったようだ。う〜ん、かなり年季が入った信仰だぞ。
義経信仰はイザベラ・バードの日本奥地紀行
にも登場し、ビラトリで出会ったアイヌは英雄義経を祀っている、といった記述が見られる。(明治時代当時である)
ちなみに平取町、特に上流の二風谷地区は大きなアイヌの集落があったところ。そこのアイヌ民族博物館は北海道でも有数の規模でアイヌのユーカラが肉声で聞けるのでかなりおすすめ。興味があるならぜひいってみられたし。
にしてもいつアイヌに義経が信仰されるようになったか知りたいんだけどなあー
和人が何らかの形でもたらしたんだろうけどもその辺を探る資料はもうないんだろうかね
義経神社入り口と参道。結構階段上るのでしんどい。車でも上までいけるのだが、せっかくなんだから堂々と正面突破で参拝しようじゃないか!
上まで登ると拝殿と本殿が見えてきた。建築様式は入母屋造というそうな。
本州ではよく見られる形だが北海道ではこういう様式のほうが少ないので逆に新鮮な感じだった。
注連飾りと義経神社の額。彫り物にも風格を漂わせる
手水舎の龍
この龍はあちこちで見かけるなあ。専門の業者がいるんじゃないかな
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場所は沙流川を上った平取町の中心部。