東京十社の一。JRの品川駅は、実は品川区ではなく港区であることで有名(?)だが、こちらは正真正銘、昔の品川宿に鎮座している。品川は東海道第一の宿場ということもあり、日帰りで遊びに来た江戸っ子観光客で賑わった。それに伴い、品川は吉原とタメを張れるほどの色町として発展した。
創建したのは源頼朝と伝えられる。境内は小高い丘になっており、その中に富士山を模したさらに小高い丘がある。
入り口は交通量の多い国道15号、通称第一京浜。昔の東海道である。左にえびすさんが祭られているが、東海道沿いに七福神がいて全部参拝するといいことがあるとかないとか。鳥居には龍の彫刻を携えるという門構え。
階段を上ると真ん中にちょこんとあるミニ鳥居。区指定文化財の江戸前期建立の石鳥居。
拝殿のこの色のパターンは東京でよく見かける。
舞殿。正月にはお神楽が奉納されるんだろうけど、さすがに1月下旬ではもう終わってしまっている。
伊勢屋、稲荷に犬の糞。東京の大きな神社には必ずと言っていいほど稲荷社が付随する。千本鳥居ももうおなじみ。
境内社の御嶽神社。三笠山講とある。講は同じ信仰を共有するグループ仲間。サークルのようなものか。
こちらは浅間神社。富士講の史跡である。富士講はその名の通り、富士山を信仰する人々の集まり。先にも触れたように、境内には富士山を模した小高い山が作られ、富士山同様山開きなどを行っている。
いる、と言ったのは、なんとまだ現役で富士講が存在しているからである。
ぶじかえる・・・ ぶじかえるである。
その富士山の登山道。ちゃんと今何合目か印した石碑が建てられている。意味ねえーと思うかもしれないが、そこは富士山だから。
なぜか鉄格子の向こうの神様。
頂上だー。所要時間は20秒ほど。頂上から見る神社の境内はまた格別な景色・・・でもないな・・
MAP →TOPへ
京急新馬場駅のすぐそば